サハリンでの対着上陸訓練

基礎資料

サハリンで東部軍管区部隊3,000人以上が戦術訓練に参加

2019年7月9日、東部軍管区1

サハリン島で東部軍管区の自動車化歩兵部隊による対着上陸戦術演習が行われた。

訓練実施にあたり部隊の司令部および兵員たちの行動が高レベルの戦闘即応態勢にあるかどうか、軍管区司令官ゲンナジー・ジトコ中将の指導のもと、東部軍管区委員会が点検した。

軍管区司令部の士官たちは「緊急」命令に基づく各部隊の行動を評価しており、特に武器や装備品の受領や、駐車場からの車両進出や指定された地域への行進の時間を検証している。

演習の実働段階は島内の2つの演習場で行われ、その1つにおいて、部隊は海岸線沿いの障害設置やCBR防護について訓練している。

この他、ウスペノフスキー演習場では軍種統合的性質をもつ戦闘射撃を伴う実働部隊行動が行われている。

演習においては戦闘航空隊の運用が計画されており、特に空中からの防御部隊の掩護を輸送攻撃ヘリコプターMi-8MTSh「ターミネーター」、前線爆撃機Su-24M2が実施し、航空偵察をSu-24MRが実施する。補完的な目標の偵察はUAV「オルラン10」部隊が実施する。

地上ではT-80戦車、BMP-2、迫撃砲、152mm自走砲「ギアツィント」、多連装ロケット「グラド」、対空砲ミサイルシステム「ツングスカ」、電子戦システムが相互支援を行う。

  1. Ministry of Defense of the Russian Federation, “Na Sakhaline bolee 3 tysyach voennosluzhashchikh VVO primut uchastie v takticheskom uchenii,” July 9, 2019.

このコンテンツは会員限定です。